高等部:高等部通信2月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-6

2026年2月13日

6、おわりに

自然学園では、以上のようなことを踏まえた上で、年間のカリキュラムの中にSSTやキャリア学習授業、企業見学、体験就労を組み入れながら、生徒一人ひとりの自立を目標にした個別の支援計画を立案し、つまずきに合わせた支援を教育理念としています。

最後に、卒業する3年生の皆様に伝えたいことがあります。3年間、皆さん、本当によく頑張りました。いろいろなことがあっても、自分たちで考え、話し合い、自分たちの意思で問題を解決できるような強い意志と人を思いやる気持ちを持ち合わせた子どもたちがそろっていた学年だと思いました。私は、そんな皆さんを誇りに思っています。

2月26日(木)、27日(金)は、自然学園では恒例行事であるスキー教室のため水上高原に出発します。現在の高等部1年生の中には、今までスキーを経験したことがない生徒もおり、高等部入学以前は「スキー」というスポーツに馴染みがなく、初めて経験するという生徒もいます。そのため、ワクワク感より「心配」「不安」が強いスキー教室になっています。高等部の3年生の皆さんも初めての場所、初めての経験に苦手さを感じて先の見通しが付きにくい生徒が多かったように記憶しています。そのようなこともあり、1年生の頃は不安の強さからクラスの人間関係にもまとまりのなさが目立っていました。2年になっても自己肯定感の低さからなかなか進路が決まらず、3年生になって急に体験就労を経験し戸惑った生徒も少なくありませんでした。一方で、ゆっくり時間をかけて失敗を重ねながらスモールステップで自己理解を深め、自分のつまずきを胸に落とし込むことができた人も多かったはずです。そこで初めて「働くこと」の意義を理解でき、企業実習に進むことができた生徒もいました。このように、卒業生にとって苦労した3年間ではなかったかと思います。そんな彼らも卒業式を控えて学園生活最後のスキー教室になります。3年生として自覚が出てきた彼らの姿に一人ひとり大きな成長を感じています。卒業して社会人としても自分のつまずきや欠点を意識しながら改善に努める気持ちがあれば更なる飛躍が期待できる人たちが揃っています。そして必ず、卒業時に抱いている自分の目標や夢を実現して欲しいと願っています。

令和8年2月3日

自然学園学園長 小林浩

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